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ウォーターサーバーって設置した方がいいの?オススメを解説

ショッピングモールに行った時、ウォーターサーバーの営業をしているのを見かけるようになりました。契約はしていないけれど、「ウォーターサーバーって設置した方がいいのか」や「そもそもどんな水が使われているのか」気になっている人も多いはずです。

 ウォーターサーバーのメリットやデメリット、選ぶポイントを見ていきましょう。

ウォーターサーバーと水道水の違い

成分の違い

 水道水は浄水場でろ過・殺菌された水であり、消毒の際に使われる塩素や消毒の過程で発生するトリハロメタンが含まれています。人体に影響があるものではありません。しかし、有害物質ではあること、また塩素臭が気になり美味しくないと感じる人もいます。

 一方でウォーターサーバーの水はもともとキレイな地下水を原水としており、塩素やトリハロメタンが含まれていません。また水道水よりミネラル分が多く含まれており、健康のためにウォーターサーバーの水を飲むという人も増えています。

コストの違い

 水道水とウォーターサーバーを比べると、圧倒的にコストが違います。水道代は東京都23区の場合、1立方メートル(1,000L)あたりの水道代は22円から404円、1Lあたりにすると最大でも約0.4円です。

 一方でウォーターサーバーの場合、1Lあたり100円から180円ほどです。したがって、コストを支払ってまで導入するメリットがあるか、考えることが大切です。

ウォーターサーバーのメリット・デメリット

ウォーターサーバーのメリット

 ウォーターサーバーのメリットは冷たい水と80〜90℃のお湯をいつでも使えることです。特に小さな赤ちゃんがいる家庭であれば、すぐにミルクが作れるという魅力があります。

 また、水道水よりもミネラルが豊富で、有害物質が含まれていない水が飲めることで、健康にも良いことも嬉しいポイントです。なお、含まれている成分はメーカーによって様々なので、自分に合いそうな水を選ぶと良いでしょう。

 さらに見逃せないのがウォーターサーバーの水はいざという時の備えになるということです。東日本大震災時、電気に比べて水道の復旧には時間がかかり、備蓄水の重要性が見直されました。ウォーターサーバーで使う水の賞味期限は約半年などと各メーカーが定めていますが、「普段から水を使って、新しい水を買い足す」を繰り返すことで、常に新しい水を家に置いておくことができます。

ウォーターサーバーのデメリット

 もっとも大きなデメリットはコストがかかることです。1ヶ月で数千円のコストがかかるため、水道水と比べると家計の負担が大きくなります。加えてサーバーの設置場所やボトルの保管場所が必要で、狭い家の場合部屋を圧迫してしまう恐れがあります。

 またサーバーのメンテナンスやボトルの交換に手間がかかる点もデメリットです。定期的なメンテナンスを怠ると雑菌が繁殖し健康被害に繋がるので注意しましょう。

ウォーターサーバーを選ぶポイント・必ず確認しておくこと

水の品質

 一口にウォーターサーバーの水と言っても種類があり、「天然水」の他に、RO膜と呼ばれる特殊なフィルターを使って不純物を濾過した「RO水」があります。

 天然水は天然のミネラルが豊富に含まれており、特に天然由来を好む人たちに人気です。一方でRO水はろ過により不純物を限りなく除去した水で、安心して飲めるというメリットがあります。ろ過後にミネラル成分を加えることで飲みやすくしていることが特徴です。

 メーカーごとに水に特徴があるので、ご自身に合ったものを選びましょう。

ボトルやサーバーのタイプ

 ウォーターサーバー本体やボトルにも各社特徴があります。サーバーの大きさやデザイン、またボトルは使い捨てなのか、回収が必要なのかなど様々です。

 特に確認しておきたいのがボトルの設置位置で、上置きタイプと下置きタイプがあります。上置きタイプは停電時も使えるメリットがある一方で、交換時に重たい水を持ち上げる必要があるため、女性や高齢者には大変かもしれません。一方で下置きタイプは、持ち上げは不要ですが、交換方法が複雑で慣れが必要なことと停電時に使えないことがデメリットです。

月々の費用や解約金・退会手数料とボトル注文ノルマ

 ウォーターサーバーの月々の費用はボトル(水)代、配送料、サーバーレンタル代、電気代の4つです。例えばクリクラで月間3本使う場合の月額費用は以下の通りです。

  • ボトル代:1,590円×3本=4,770円
  • 配送料・サーバーレンタル:無料
  • 電気代:約1,000〜1,300円
  • 合計:約6,000円前後

 なお、クリクラの場合は配送料・サーバーレンタル代が無料ですが、当然有料の会社もあります。しっかり確認し、毎月の費用をイメージしましょう。

 また、その他の費用もしっかり確認が必要です。特に必ず確認しておきたいのが解約金とボトル注文ノルマです。

 例えばクリクラの場合、決められた契約期間以内に解約する場合は12,100円が必要です。またクリクラにはボトル注文ノルマはありませんが、最低月に2本の発注が必須などと決められている会社もあるため、契約前に必ず確認しましょう。

ウォーターサーバーは便利だが契約前にしっかり確認!

 ウォーターサーバーはいつでも冷たい水・熱いお湯が使えること、安心安全なお水が飲めること、災害用の備蓄になることなど多くのメリットがあります。一方でコストが高いことや、契約時に確認すべきことが多いのがデメリットです。

 大切なのはコストに見合っただけのメリットを得られるかをしっかり考えることにあります。また、月額費用やサーバー・ボトルの形状をしっかりイメージすることも大切です。  ショッピングモールの営業などを受けてその場で決めるのではなく、しっかりリサーチして自身のニーズに合ったものを選べば、より高い満足度を得られるでしょう。


https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/tetsuduki/ryokin/keisan_23.html

https://waterserver.kakaku.com/waterserver/

https://waterserver.kakaku.com/waterserver/018.html


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マル得ウェブ編集部

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