節約・節税

【ふるさと納税】初心者でもわかる!おすすめの使い倒し方を解説

「会社員でもできる節税を活用したい」

「ふるさと納税をもっとお得に使いたい」

このように思っている方も多いのではないでしょうか。

2023年8月1日に総務省が発表した「ふるさと納税に関する現況調査結果」によると、2022年度のふるさと納税実績は約9,654億円に達しており、金額も件数も右肩上がりで増えています。

今回は、まだふるさと納税をしたことがない人や、お得なふるさと納税サイトを知りたい人に向けて、お得な使い方やおすすめのサイトを解説します。

ふるさと納税は会社員ができる数少ない節税手段の一つです。自分に最適なサイトを活用して、ふるさと納税を使い倒しましょう。

ふるさと納税のオトクな使い方

ふるさと納税とは、自分の故郷や応援したい自治体を選んで寄付できる制度です。返礼品の豪華さやお得さから、会社員でもできる節税手段としても人気です。

手続きをすれば所得税の還付や住民税の控除が受けられるため、実質自己負担額2,000円で返礼品を受け取れます。ふるさと納税の控除上限額は年収によって異なります。あらかじめシミュレーションサイトなどを使って上限額を把握したうえで寄付する金額を決めましょう。

ふるさと納税の申し込みは、ふるさと納税サイトからおこないます。数多くのサイトがあるため、ライフスタイルにあったサイトを利用すると、よりお得にふるさと納税を活用できます。

ふるさと納税おすすめサイト3選

ふるさと納税におすすめのサイトは次の3つです。

  • ふるさとチョイス
  • 楽天ふるさと納税
  • ふるなび

それぞれのサイトの特徴やポイント還元について解説します。ふるさと納税サイト選びのヒントにしてください。

1.ふるさとチョイス

ふるさとチョイスは、返礼品の掲載数が最も多い老舗のふるさと納税サイトです。2023年9月時点で55万点以上の返礼品が掲載されていて、ふるさとチョイス限定の返礼品も多くあります。

初心者にもわかりやすいコンテンツが充実しており、はじめての方でも安心です。一方、情報量が多すぎて寄付先を決めにくい面もあります。

【ふるさとチョイスがおすすめな人】

  • はじめてふるさと納税をする人
  • 幅広い選択肢から返礼品を選びたい人

2.楽天ふるさと納税

楽天ふるさと納税は、楽天が運営する、ふるさと納税サイトです。寄附金額に応じて楽天ポイントが付与されます。楽天の各種サービスを利用し、期間限定のキャンペーンと組み合わせると最大で20%以上の還元も可能です。

食品や日用品が充実しており、楽天市場で買い物する感覚で気軽に自治体を選べます。なお、楽天会員でないとポイントの恩恵は受けられません。

【楽天ふるさと納税がおすすめな人】

  • 楽天市場でよく買い物をする人
  • 楽天ポイントを貯めている人

3.ふるなび

ふるなびは、東証一部上場企業が運営する、ふるさと納税サイトです。寄附金額に応じてふるなびコインが付与されます。ふるなびコインはAmazonギフト券や、PayPay残高などに交換可能なポイントです。ポイント還元率が高くなるお得なキャンペーンも定期的に実施されています。

他のサイトよりも家電品の返礼品が充実しており、高性能の家電が欲しい人にはおすすめです。

ポイントの交換先が豊富なのは魅力ですが、ふるなびコインを他のポイントへ移行する手間がかかります。

【ふるなびがおすすめな人】

  • Amazonでよく買い物する人
  • PayPayを日常的に使う人

具体的シミュレーションでお得なサイトを見極めよう!

各ふるさと納税サイトで人気の高い宮崎県の和牛を例にして、サイトごとの還元率などを比較します。同じ返礼品を購入しても、利用するサイトによってさまざまな違いがあります。

自治体名宮崎県日南市
返礼品名宮崎牛 肩ウデ スライス(計1kg)
寄附金額15,000円

ふるさとチョイス

ふるさとチョイスのチョイスマイルというポイントは、会員登録したうえでキャンペーンにエントリーし、条件を満たすとポイント還元が受けられます。

キャンペーンが実施されていないと、ポイント還元はありません。(2023年10月時点で実施キャンペーンはなし)

ふるさとチョイスは返礼品の選択肢の多さが魅力ですが、ポイント還元は他サイトに比べて弱い傾向にあります。

なお、ふるさとチョイスでは、寄付により返礼品ではなくポイントを受け取り、返礼品の選択を先延ばしにできるシステムがあります。もらったポイントを後で同じ自治体の返礼品と交換できるのです。欲しい返礼品が人気で品切れになった場合や、選ぶ時間がなくて来年に持ち越したい場合には魅力的なシステムです。

楽天ふるさと納税

楽天会員が楽天ふるさと納税で15,000円の寄付をすると、最低でも1%の還元が受けられます。

楽天の各種サービスを利用し、 独自のキャンペーンと絡めて複数の返礼品をまとめて注文すると、効率よくポイントを貯められます。

たとえば、以下の条件をすべて満たせば、還元率は合計10%です。15,000円のふるさと納税をすると、楽天ポイントが1,500ポイントもらえます。

  • 楽天会員 +1%
  • 楽天モバイル契約 +3%
  • 楽天カード利用 +1%
  • お買い物マラソン期間中4店舗で購入 +3%
  • 5と0のつく日に購入 +2%

楽天お買い物マラソンでの購入は、楽天市場での買い物もカウントされます。普段から楽天のサービスを利用している人なら、ポイントがたまりやすい楽天ふるさと納税がおすすめです。

ふるなび

ふるなびでは、キャンペーンを活用すれば、15,000円分のふるさと納税で10%以上のポイント還元が受けられます。

ふるなびでポイント還元を受けるためには、会員登録とキャンペーンへのエントリー、指定の決済方法での支払いが必要です。

たとえば、次のキャンペーンを活用すると還元率は合計11%となり、15,000円分のふるさと納税で1,650ポイントのふるなびコインが獲得できます。

  • 2023歳末・新春 ふるなび得トクキャンペーン +8%
  • 2023歳末・新春 ふるなびコイン増量キャンペーン +3%

なお、キャンペーンはタイミングによって変わるため、最新情報を公式サイトからチェックしてください。

ふるなびコインは、Amazonギフト券やPayPay残高などへ交換できます。交換レートは、Amazonギフト券なら1ポイント1円、PayPay残高は1ポイント0.98円です。

ポイント交換の手間はかかるものの、交換先が豊富なため、ポイントの使い道には困りません。お得なキャンペーンを実施しているタイミングなら、誰でも高還元を狙えるサイトです。

まとめ

ふるさと納税は、自治体を応援しながら返礼品が手に入り、節税にもなるお得な制度です。

ふるさと納税は申し込むサイトにより、同じ返礼品でも受けられるメリットが変わります。

ふるさと納税初心者はふるさとチョイス、楽天ポイントを貯めている人は楽天ふるさと納税、AmazonやPayPayでよく買い物をする人はふるなびがおすすめです。

あなたにあうサイトを見つけ、ふるさと納税を使い倒しましょう。


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マル得ウェブ編集部

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