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自宅のインターネット回線、どこに契約するのがオススメなの?

自宅にインターネット回線を引きたいと思っても、サービスが多くてどこを選ぶべきか迷う人が多いでしょう。絶対ここがいいというサービスはなく、お住まいや状況によって選ぶべき回線は変わってきます。

 この記事では、誰しもが見るべきポイントと目的に応じた選び方を詳しく解説します。

光回線を決める際に必ず確認すべきこと

まず自宅でどのサービスを使えるのか確認

 フレッツ光の回線を使う光コラボ(ドコモ光・ソフトバンク光など)と呼ばれるサービスをはじめ、独自の回線を使うauひかりやNURO光、電力会社が提供するものなど、様々な光回線サービスで溢れています。

 しかし、誰でも光回線を自由に選べる訳ではありません。提供エリアがそれぞれ異なり、特にマンションにお住まいの人は、契約できるサービスが制限されやすいので、よりしっかりとした確認が必要です。

回線速度は最低でも1Gbps以上のものを選ぶ

 光回線の速度はカタログに1Gbpsや2Gbps、10Gbpsなどという表示がされています。一般的な使い方なら1〜2Gbpsで十分です。仕事等で大量のデータのやり取りをする、本格的なゲームをするのでとにかく通信速度にこだわるという場合のみ、10Gbpsを選ぶと良いでしょう。なお、カタログの表示はあくまでも理論上の最高速度で、必ずしもその速度が出る訳ではないことに注意が必要です。

 1Gbps未満の速度はストレスとなることがあるので、そこしか契約できる会社がないという事情を除いては避けましょう。

契約金と解約金を確認

 例えばドコモ光では契約の際に手数料3,300円がかかります。決して小さな金額ではないので必ず確認しておきましょう。

 また、契約時に違約金の確認も必須です。携帯回線の違約金はなくなりましたが、自宅回線は2年もしくは3年契約が残っており、更新月以外の解約には違約金が発生することがあります。金額と解約可能期間は確認しておきましょう。

工事費用は無料でも注意が必要

 光回線の開通には工事が必要で、費用は15,000円〜45,000円くらいです。ただしキャンペーンで工事費用が無料、もしくは実質無料となるサービスもあります。

 実質無料となっている場合は注意が必要です。例えばNURO光は工事費用実質無料ですが、中途解約をすると工事費用が発生します。3年契約の場合は毎月1,222円に分割して支払いますが、工事費用を支払っている間は1,222円割引されるため、実質工事費用は0円という仕組みです。

 例えば契約後1年後に解約する場合1,222円×24ヶ月分である29,328円が請求されます。実質的な違約金となるので、契約時工事費用は無料なのか実質無料なのか確認が必要です。

撤去工事が必要であるかも確認

 特にNURO光やauひかりのように独自回線を使っているサービスでは解約時に撤去工事が必要なケースがあります。撤去工事は必須ではありませんが、賃貸で退去時に大家さんが撤去を求める場合は撤去費用が必要です。撤去工事が必要かどうかと費用を契約前に必ず確認しておきましょう。

タイプ別の光回線の選び方

持ち家住まいで同じ契約を使いたいなら月額料金が安い回線を選ぶ

 持ち家に住んでいて、ずっと同じ契約にするつもりなら、初期費用が高く、キャッシュバックが少なくても月々の料金が安い回線を選びましょう。目安は戸建タイプなら4,000円台、マンションタイプなら3,000円台です。

 例えばenひかりは戸建タイプ4,620円、マンションタイプ3,520円。例えば他社で5万円相当のキャッシュバックがあっても、月々の料金が1,000円安ければ4年ちょっとで損得が逆転し、長く利用すればするほどその差は広がります。

利用する携帯電話回線の割引がある回線を選ぶ

 光回線契約と携帯回線のセット割を考えて、回線を選ぶのも1つです。

 ドコモやirumoならドコモ光、auやUQモバイルならauひかり、ソフトバンクやワイモバイルならソフトバンク光と対応する回線を選択しましょう。

 例えばBIGLOBEをプロバイダとしたauひかり(戸建て)の月額料金は5,390円(工事費用除く)に割引のために必要なauひかり電話サービス550円を加えて合計5,940円です。しかし、家族全員がUQモバイルユーザーであれば最大4,400円割引されるため、実質1,540円で回線を使えます。

 ただし、携帯回線の乗り換えがしにくくなることがデメリットです。

短期間の利用ならキャッシュバックで選ぶのもありだが注意点も

 短期間の利用ならキャッシュバックが高い回線を選ぶと良いでしょう。例えばNNコミュニケーション経由でSo-netをプロバイダとしたauひかりを契約すると61,000円キャッシュバックされます。例えば3年間使うつもりなら1ヶ月あたり1,694円割引されるのと同じです。

 ただし、キャッシュバックには多くの罠が潜んでいます。まずはキャッシュバックの条件を確認しましょう。「〇〇のオプション契約をすると」、「乗り換えだと」といった具合に、満たすことができない条件や、満たそうとすると逆に費用負担が発生する場合があります。最大〇〇円という表示を鵜呑みにせず、ご自身が適用できる金額の計算が必要です。

住まいや使用目的にあった自宅回線を契約しよう

 自宅インターネット回線は、住んでいる地域や建物によって条件が変わってくるため、一概にどこがいいか言い切ることができません。したがって、状況に応じて1つ1つ検討していくことが大切です。

 長く使うのか、携帯電話回線のセット割が欲しいのか、キャッシュバックの大きい回線がいいのかを考えて、ぴったりの回線を選びましょう。

 ただし、どの場合でも初期費用や違約金・工事費用の有無、回線速度といった共通の確認事項があります。それらを必ず確認して、後悔のない回線を選ぶことが大切です。


https://www.nuro.jp/article/kouji-muryou/

https://enhikari.jp/

https://join.biglobe.ne.jp/ftth/one/charge.html?cl=one_navi_charge

https://nn-com.co.jp/auhikari/ext/

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マル得ウェブ編集部

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