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【新卒・転職】人事部が就職試験で見ている5つのポイント

「就職試験に受かるかどうか心配」「人事部はいったい何をチェックしているの?」

このように感じている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、「人事部が就職試験(新卒・転職)で見ている5つのポイント」を紹介していきます。就職活動・転職活動を控えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

最低限のビジネスマナーが身についているか

人事部がまずチェックしているのは、「ビジネスマナーが身についているかどうか」です。

企業は、「常識があって且つ自社に貢献してくれるような人材」を求めています。ゆえに、いくら学歴や職歴が素晴らしくても、最低限のマナーが身についていなければ、なかなか就職活動は成功しないでしょう。「常識がない人」「マナーの悪い人」と判断された時点で、選考の対象外となってしまうわけです。

【最低限の書類選考マナー】

・手書きの場合は「消せるペン」を使わない

・正式名称で記載する

・適切な敬称を使う

・文字表記は統一する

・空欄を作らない

・誤字脱字は絶対に避ける

・送付状を同封する

【最低限の面接選考マナー】

・集合時間の5分前~10分前に到着する

・遅れてしまう場合は、必ず連絡を入れる

・スマートフォンの電源は切っておく

・ドアをノックして、返事をもらってから入室する

・ハキハキと挨拶をする

・相手の目を見ながら話す

・正しい姿勢でイスに座る

・適度に相槌を打つ

・適切な敬語を使う

【最低限の身だしなみマナー】

・爪が伸びていない

・髭の剃り残しがない

・髪がボサボサになっていない

・シワや汚れのない服を着ている

・シャツのボタンを閉め忘れていない

・ネクタイがズレていない

・靴がキレイに磨いてある

・全体的に「清潔感」を意識する

礼儀作法やビジネスマナーに不安を感じる方は、セミナーに参加したり書籍を読んでみたりして、事前に対策をしておくと安心でしょう。

やる気や熱意があるか

続いて、「やる気や熱意があるかどうか」です。

現時点でスキルが高くても、熱意がなければ「成長する見込みがない」と判断され、評価を下げられてしまうでしょう。

基本的に、企業は皆さんに対して、できるだけ長く自社で働いてほしいと思っています。やる気や熱意を感じられない場合、「自社にこだわっているわけではなさそうだ」「すぐに辞めてしまいそうだな」と思われる可能性が高いです。

反対に、「やる気があります!」「絶対に御社で働きたいんです!」とアピールしてくる求職者に対しては、「成長する見込みアリ」「長期的に活躍しそうだな」と感じてくれるはずです。

やる気や熱意を伝えるためには、まず、企業研究や業界研究を徹底すること。その上で、効果的な志望動機を作りこむことが大切です。

志望動機1:

「結婚式のお手伝いをしたいと思い、ブライダル業界で仕事を探していたところ、御社の求人に出会い、この度応募させていただきました。」

志望動機2:

「御社はブライダル業界でNo.2のシェアを誇っており、業界に先駆けた「IT×ブライダル」サービスをいくつも展開されています。コロナ禍の影響もあり婚姻数が激減していくなか、新しいサービスを柔軟に且つ積極的に活用していく御社の姿勢に、大きな将来性を感じております。御社の「〇〇〇〇」という企業理念のもと、誠心誠意結婚式のサポートをしていきたいと思っております。」

後者の方が、やる気や熱意がより伝わりやすく、志望度が高いように感じられるでしょう。

コミュニケーション能力があるか

「コミュニケーション能力」については、人事部が最も気にしているポイントだと言っても過言ではありません。

実際、2018年11月に一般社団法人日本経済団体連合会が発表した「新卒採用に関するアンケート調査結果」によると、「選考にあたって特に重視した点」の第1位がコミュニケーション能力(82.4%)となっています。

参考:2018年度 新卒採用に関するアンケート調査結果|一般社団法人日本経済団体連合会

また、株式会社識学が2022年2月に発表した「中途採用に関する調査 企業編」によれば、「中途採用の選考で重視すること」の第1位に「コミュニケーション能力がありそうか(76.1%)」がランクインしています。

参考:中途採用に関する調査 企業編|株式会社識学

ちなみに、もちろん言語コミュニケーションも大切ですが、同様に非言語的コミュニケーションも大切です。喋るのが苦手な方、コミュニケーションスキルに自信のない方は、姿勢や表情、手の動きや目線の使い方などを意識してみることをおすすめします。ボディランゲージに慣れていない方も多いでしょうが、ぜひ、少しづつ練習してみてください。

一緒に働きたいと思えるか

「一緒に働きたいと思えるかどうか」も、非常に大切なポイントです。

企業の採用活動とは、一緒に働く仲間を探すこと。いくら優秀な人材でも、「この人と一緒に働きたいな」と思えなければ、仲間に加えることはありません。

そのため、採用担当者は、「入社後の就労シーンを具体的にイメージできるか」「入社後のパフォーマンスを好意的にイメージできるか」などに注目しています。さらに、書類選考や面接選考を通して、その人の性格や人柄、価値観、仕事に対するスタンスなどを見極めています。

もちろん人間同士なので「合う・合わない」はありますが、いかに「一緒に働きたいと思わせるか」が、就職活動・転職活動の鍵だと言えるでしょう。

即戦力か、ポテンシャルか

中途採用の場合は、ずばり「即戦力になってくれるかどうか」が重要視されます。「どのようなスキルや経験を有しているのか」「具体的に何ができるのか」がチェックされるわけです。

そのため、専門スキルや実績などを積極的にアピールし、募集ポジションでどのように活躍できるのかを示す必要があるでしょう。

一方で、新卒採用の場合、即戦力は求められていません。

新卒採用では、「将来的に自社で活躍してくれそうかどうか」が重要視されます。いわゆるポテンシャル採用が行われるため、スキルや経験よりも、人柄や人間性が評価されやすいです。

ゆえに、就活生の方は、無理に自分を”盛る”必要はありません。志望動機やガクチカをしっかりと練って、やる気や情熱をアピールした方が良いでしょう。


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マル得ウェブ編集部

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