SMBCグループが提供する「Vポイント」と、CCCが提供する「Tポイント」が2024年春に統合され、新しい「Vポイント」が誕生します。「Vポイントって何?」「統合されることでユーザーにはどんなメリットがあるの?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
本記事では、新しい巨大経済圏となる「Vポイント経済圏」の基本的な情報を理解し、メリットやおすすめのサービスについて解説していきます。
Vポイント経済圏とは
2024年春からスタートする「Vポイント」とは、OliveアカウントなどSMBCグループの各種サービスの利用によって貯まる「Vポイント」と、全国のお店やインターネットで貯まる「Tポイント」が統合した、青と黄色のロゴが目印のVポイントのことをいいます。
「Vポイント経済圏」は、SMBCのサービスとTポイント両方のサービスを活用した新しい経済圏です。
貯めるポイントは「Vポイント」であり、クレジットカードは「三井住友カード」「Oliveフレキシブルペイ」を使用します。
ユーザー数はどのくらい?
Tポイントの会員数は約7,000万人(2022年12月末時点)、三井住友カードの会員数は3,316万人(2022年度)となっています。
これらのサービスが統合することにより、Vポイントの利用者が大幅に増えることが見込まれ、新たな「Vポイント経済圏」が誕生します。
Vポイント経済圏の主なサービス
Vポイント経済圏の代表的なサービスは、以下のとおりです。
・三井住友カード
・三井住友銀行
・Oliveフレキシブルペイ
・SBI証券
・SMBC日興証券
・SMBCコンシューマーファイナンス
など
2024年春からは貯めたTポイントをVisa加盟店で使用することもできるようになります。
Vポイント経済圏の始め方
2024年春スタートのVポイント経済圏は、以下の3ステップで始めることができます。これらはすべて現時点で申し込むことができ、ポイントを貯める・使うことも可能です。
①T会員の登録
Tポイントの会員でない人は、登録をしましょう。登録はTSUTAYAなどの店頭のほか、ネットで登録することもできます。
②Oliveアカウント・Oliveフレキシブルペイの申し込み
「Oliveフレキシブルペイ」とは、キャッシュカード・クレジットカード・デビットカード・ポイント払い機能が一体となったオールインワンカードです。
申し込みはアプリで完結します。三井住友銀行の口座を持っている人と持っていない人で申し込み方法が異なるため、確認しましょう。また、既に三井住友カードを持っている人は切り替えではなく追加の発行となるため、注意が必要です。
③SBI証券口座の開設
SBI証券では、Oliveフレキシブルペイで投資信託の積立をすることによって最大5.0%のVポイントが付与されます。また、貯めたVポイントを投資信託の購入に使うことも可能です。
新たに誕生する「Vポイント」のメリットと還元率は?
2024年春に誕生する「Vポイント」は、現行の「Tポイント」「Vポイント」それぞれの利用方法に大きな変わりはありません。2024年春からは、Tポイントの提携店舗でもVポイントを貯めることができたり、Vポイントの提携店舗でもTポイントを使用できたりと、利用の幅がぐんと広がるのが大きな特徴です。
新しいVポイント最大のメリットとして、以下の3つを紹介します。
・TポイントとVポイントどちらの提携店舗でもポイントが使える・貯まる
・Tポイント提携店舗ではダブルでポイントが貯まる
・Vポイントアッププログラムで還元率アップ
それぞれ詳しくみていきましょう。
TポイントとVポイントどちらの提携店舗でもポイントが使える・貯まる
Tポイントを利用している人は、これまで通りTポイントの提携店舗の利用などによって貯めることができます。加えてOliveなどSMBCのサービスを利用することにより、さらにポイントが貯まる幅が広がります。ポイントを利用したい時もTポイントの提携店舗だけでなく、全世界のVisa加盟店などで使えるようになります。
Vポイントを利用している人も、全世界のVisa加盟店だけでなくTポイントの提携店舗でも貯めることができるようになります。また、貯めたVポイントは全世界のVisa加盟店に加え、Tポイントの提携店舗でも使えるようになります。
まとめると以下のようになります。
【2024年春スタートのVポイント】
使う:Tポイントの提携店舗、全世界のVisa加盟店など
貯める:Tポイントの提携店舗、SMBCのサービス
など
Tポイント提携店舗ではダブルでポイントが貯まる
Tポイントの提携先でポイントカードを提示し、「Olive」や「三井住友カード」で支払うことによって、ポイントを二重取りすることができます。
詳しい還元率は以下で説明していきます。
Vポイントアッププログラムで還元率アップ
Vポイントアッププログラムとは、SMBCの各種サービスの利用状況によって対象の店舗での利用時に最大+ 6%のポイント還元となる、お得なサービスです。
対象店舗は以下のとおりです。
・セイコーマート
・セブンイレブン
・ポプラ
・ローソン
・マクドナルド
など
その他のサービスと組み合わせることによって、最大18%のポイント還元を受けることができます。
Vポイントの還元率は?
現行TポイントおよびVポイントの還元率は以下のとおりです。
・Tポイント:通常0.5%(Tポイント提携店舗の利用)
・Oliveフレキシブルペイ:0.5%(クレジット・デビット利用時)
・Oliveフレキシブルペイでのタッチ決済:+6.5%(スマホでのタッチ決済)、+4.5%(カードでのタッチ決済)
・Oive家族ポイント:最大+5%
・Vポイントアッププログラム:最大+6%
上記のサービスを組み合わせると、他の経済圏と比べても高水準の還元率となります。
Vポイント経済圏のおすすめサービス3選
「色々なサービスがあるけど、実際どれがお得なの?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
ここでは、筆者が厳選したVポイント経済圏のおすすめサービス3選を紹介していきます。【2023年8月現在の情報です】
1.現行Tポイントでのウエル活
2.Vポイント加算対象店舗の利用
3.SBI証券
現行Tポイントでのウエル活
ウエル活とは、ウエルシア薬局で開催される「ウエルシアお客様感謝デー」を活用するものです。毎月20日にウエルシア薬局でTポイントを200ポイント以上利用すると、Tポイントの価値が1.5倍(実質33%引き)になる、お得なお買い物方法です。
例えば、20日にウエルシア薬局でTポイントを2,000ポイント利用する場合、1.5倍の3,000円分購入できます。
現時点では、ウエルシアにおける2024年春からスタートする「Vポイント」の取り扱いの詳細は発表されていません。
ただし、Tポイントを利用したウエル活は今すぐできます。「せっかく貯めたTポイントを少しでもお得に使いたい」という人には特におすすめです。
Vポイント加算対象店舗の利用
前述のとおり、Vポイントアッププログラム対象店舗を利用することによって、お得に外食などを楽しむことができます。例えば、家族4人ではま寿司を利用した場合、どのくらいポイント還元されるのでしょうか。
【家族4人ではま寿司を利用した場合】(例)
合計金額:5,000円(税込)
ポイント還元率:通常0.5%+スマホタッチ決済6.5%+家族の登録3%+Vポイントアッププログラム6%(最大)=16%
付与されるVポイント:800ポイント
このように、さまざまなSMBCのサービスを利用することによってポイント還元率も高くなっていきます。
SBI証券
SBI証券は、数あるネット証券の中でも手数料が安いことが特徴です。また、取引や投資信託の保有額に応じてVポイントを貯めることができます。貯めたVポイントは1ポイント=1円として、投資信託を購入することができます。
Oliveアカウントを持っている人は、SBI証券とSMBCのアプリを連携させることによって、SMBCのアプリで一括管理ができます。さらに、前述のとおりOliveのクレジットカードで投資信託の積立をすると、最大5.0%のポイントが還元されます。他のネット証券のキャンペーンが改悪されていく中、高い還元率であることがわかります。
まとめ
2024年春からスタートする新しい「Vポイント」。詳細が発表されていないサービスはあるものの、現時点で利用できるサービスも数多くあります。
特に「Oliveフレキシブルペイ」は、VポイントアッププログラムやSBI証券などのサービスを組み合わせることによってポイント還元率が各段にアップします。
2024年春に向けて、今から現行のTポイントやVポイントを楽しく貯めてみませんか。
新たに誕生する「Vポイント」経済圏とは? Tポイント+VポイントをCCCグループと三井住友グループが統合へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/8412045757fa207265efd1526ecee93ddcaa9ad8
Vポイントの貯め方・使い方
https://www.smbc.co.jp/kojin/sougou/point-pack/howto/
Tサイト[Tポイント/Tカード]
https://tsite.jp/pt/guide/about/index.pl
青と黄色のVポイント
Tサイト_Tポイント提携加盟店募集のご案内|公式/資料請求はこちら
https://tsite.jp/fs/contact/index.pl
業績データ|会社情報|会社案内|クレジットカードの三井住友カード株式会社
https://www.smbc-card.com/company/info/data.jsp
新たに誕生する「Vポイント」経済圏とは? Tポイント+VポイントをCCCグループと三井住友グループが統合へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/8412045757fa207265efd1526ecee93ddcaa9ad8
Olive|キャッシュレスが見える、まとまる、使い分ける。 - 三井住友銀行
https://www.smbc.co.jp/kojin/olive/index.html
SBI証券Vポイントサービス
Tサイト[Tポイント/Tカード]
https://tsite.jp/pc/r/tc/card.pl
Oliveフレキシブルペイ:三井住友銀行
https://www.smbc.co.jp/kojin/olive-account/flexible-pay/
Olive X SBI証券 これからの資産形成はこれで決まり|SBI証券
青と黄色のVポイント
Vポイントアッププログラム : 三井住友銀行
https://www.smbc.co.jp/kojin/vpoint-up/
【Olive】Vポイントの還元率を知りたい | よくあるご質問 : 三井住友銀行
https://qa.smbc.co.jp/faq/show/7595?site_domain=default
総合金融サービスOliveを始めよう!|SBI証券